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3つの持続可能な発展を宣言 トヨタ社長
発信時間: 2008-04-22 | チャイナネット

トヨタ自動車は2008年北京国際モーターショーのメディア開放デーに、トヨタブランドとレクサスブランドの全シリーズ50車種をお披露目した。今回のトヨタの展示テーマは「環境保護、性能、安全性」。また渡辺捷昭社長は「3つの持続可能な発展」宣言を行った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

「3つの持続可能な発展」とは、持続可能な発展を遂げる自動車製品と生産工場を実現し、持続可能な発展を遂げる社会を招来するための公益活動を行うというもの。渡辺社長は「3つの持続可能な発展宣言は、自動車メーカーとして世界の自動車産業や社会とともに発展していきたいというトヨタの願いを集約的に表現したものだ。中国における3つの持続可能な発展は、トヨタ中国事業の発展目標達成に向けて最もぴったりくるキーワードでもあり、現在の中国の持続可能な発展を遂げる和諧社会(調和の取れた社会)の構築という方向性にも合致している」と話す。

渡辺社長によると、トヨタの技術チームは石油に代わる新型燃料の研究を進めている。非穀物原料のバイオ技術応用を土台として、廃棄物や廃材などの植物原料の有効利用、ファイバー系原料によるエチルアルコール製造などの研究開発を進めている。05年11月には、清華大学と共同で「清華大学トヨタ研究センター」を設立し、エネルギー分野を主要テーマとして共同研究を進め、中国の現在のエネルギー関連テーマに取り組んでいるほか、今度の自動車社会の発展方向についても模索を行っている。

「人民網日本語版」2008年4月22日

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