中国証券監督管理委員会(証監会)の尚福林主席は24日に開催された専門テーマ会議に出席し、このほど打ち出された「証券会社監督管理条例」と「証券会社リスク対応条例」について、「資本市場の基礎的制度の構築における重要な措置であり、資本市場の安定的で健全な発展を促進する上で重要な意義があるもの」と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
尚主席によると、両条例の制定は中央政府が資本市場や証券業界を重視し、支援していることを示すもので、投資家の合法的権利の保護、証券市場の正常な秩序の維持、証券産業の発展への土台固め、資本市場の安定的で健全な発展の促進にとって重要な意義があるという。
会議で確認されたところによると、両条例は「証券法」「会社法(公司法)」「企業破産法」などの法律の関連規定を細分化し、まとめたもの。これにより、証券会社の総合的統治の成果が一層着実なものとなり、証券会社のリスクを効果的に予防しタイミングよく解決するとともに、証券会社のルールに基づいた経営や健全な発展を促進する新たなメカニズムがうち立てられることになる。
尚主席によると、両条例の実施を徹底するためには、関連制度の構築準備を進め、証券会社の監督管理をめぐる法律体系を整備することが必要だ。条例と抵触または対応しない内容は適時修正・削除するとともに、条例の権限移譲に基づき、インフラ制度の建設を強化し、各種制度を改善し、新ルールを適時制定・公布して、条例が証券市場のさらなる発展ニーズに一層応えるものとなるようにする。このほか監督管理の方法を改善し、水準を引き上げ、効果を高めることも必要だ。
両条例は23日に公布され、「証券会社監督管理条例」は6月1日から施行される予定。「証券会社リスク対応条例」は即日施行された。
「人民網日本語版」2008年4月25日 |