商務部の馬秀紅副部長は武漢市で開催された中国中部投資貿易博覧会(中博会)・持続的発展市長フォーラムの席上、現在のまれに見る発展のチャンスを生かすべく、中部地域は今こそ持続的発展を実現すべきだと訴えた。同部は中部地域の資源節約、環境との共生といった発展目標を実現・促進すべく、既に2つのプロジェクトを始動させている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
馬副部長によると、上記の2大プロジェクトの1つは、中部地域における資源リサイクルシステムの構築。中部6省の太原市、南昌市、鄭州市、武漢市、汨羅市、合肥市を初回試験都市に指定、資源リサイクル試験事業を展開する。2つ目として、同地域の流通企業の省エネルギー・汚染物質排出削減を推進する。「小売業省エネ行動」と題し、太原市、武漢市などの中部各都市を試験都市と定め、「省エネ店1万店」創出活動を組織展開するほか、「ショッピングセンターへの省エネ商品導入」活動、「商品包装簡素化行動」を推進する。
同副部長は、中部地域におけるクリーン生産技術普及の加速、省エネ・環境保護産業の大規模発展、環境保護・汚染処理業務のさらなる強化、都市環境レベルの総合対策強化、地域内の連携強化、国際交流の展開により、持続可能な発展に向けた新たな領域・ルートの積極的模索を提唱している。
「人民網日本語版」2008年4月28日 |