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ADBは発展途上加盟国により発言権を
発信時間: 2008-05-05 | チャイナネット

中国財政部の李勇・副部長は4日、アジア開発銀行(ADB)の年次総会で、「ADBは発展途上加盟国により多くの発言権を与えるべきだ」と発言した。

李副部長はアジア開発銀行の新戦略の枠組みに関するシンポジウムに出席し、「新たな情勢を前に、発展途上加盟国が政策決定の上で役割をいっそう発揮できるよう、ADBは内部の管理構造改革を積極的に思索すべきだ」と指摘し、ADBに対して次のように呼びかけた。

――ほとんどのアジア地域の発展途上加盟国がADBの支援を受けている。新戦略の制定や政策決定の過程において、これら加盟国の声にも耳を傾けるべきだ。ADBの新戦略はアジア太平洋地域の発展の新たな情勢に適応し、日々多様化する発展途上国のメンバーのニーズを満たすものでなければならない。インフラ建設や農業、地域協力など伝統的な分野への努力を続けるほかに、適切な時期に調整と改革を行い、新たな分野を開拓していくべきだ。内部の管理体制を整えるとともに、他の支援機関との協力を進め、私有資本の参入をより効果的に促し、支援事業の実施状況に対する監督や評価を強化していくべきだ。

「人民網日本語版」2008年5月5日

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