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胡主席、中日経済貿易協力の発展に4提案 |
発信時間: 2008-05-08 | チャイナネット |
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胡錦涛国家主席はスピーチの中で、中国の年初以来の経済情勢を簡潔に説明し、中日経済貿易協力のさらなる発展に向けて次の4点を提案した。 (1)省エネ・環境保護分野での協力を重点的に強化する。中国は生態環境への配慮の要求に基づき、資源節約型で環境に優しい社会の建設を急ぎ進めている。日本には世界トップレベルの省エネ・環境保護技術があり、両国の省エネ・環境保護協力展開の展望は非常に明るい。両国経済界が積極的に参与し、官民が一致して、省エネ・環境保護協力を両国経済貿易協力の新たな注目点・成長点とすることを願う。 (2)中国の地域発展のプロセスに積極的に参与する。中国は引き続き地域発展の総合的戦略を実施し、西部大開発をより深く推進し、東北などの古くからある工業基地の全面的振興をはかり、中部地域の掘り起こしを力強く促進していく。こうしたことから将来の広大な市場と巨大な投資ニーズがもたらされる。日本経済界が優位点を発揮し、人材や技術などの分野で中国側との交流・協力を優先的に強化することを歓迎する。中国側はこのために引き続き便宜をはかっていく。 (3)両国企業の協力を力強く推進する。両国の大企業はチャンスをつかまえ、ハイテク分野での交流・協力を拡大し、協力レベルを絶えず高めるべきだ。日本では中小企業が企業総数の99%を占めており、経済発展や海外投資で重要な役割を担っている。中国政府は中小企業の発展を非常に重視し、一連の中小企業支援政策を打ち出している。両国の中小企業が情報交流を強化し、柔軟で多様な相互利益協力を展開することを願う。 (4)地域や世界での経済事務活動における協力を強化する。経済グローバル化のさらなる発展に対応するため、中国企業は海外進出戦略を積極的に実施しつつあり、日本企業も世界各地で活躍している。双方にはそれぞれの優位点があり、相互に補完しあうことが可能だ。双方は国際市場の共同開拓からスタートし、世界や地域での経済事務活動で相互利益に基づく協力を展開し、協力の可能性をさらに拡大することを模索できる。 中日経済貿易協力の発展の可能性は無限だ。日本経済界の友人たちがよき伝統を引き継ぎ、中国側とともに努力して、中日経済貿易協力を絶えず前進させ、両国の共同の発展・繁栄を促進し、両国国民に一層の恩恵をもたらすことを心から願う。 「人民網日本語版」2008年5月8日 |
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