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中国、一部製品の暫定輸入関税を引き下げ
発信時間: 2008-05-29 | チャイナネット

国務院の承認を経て、国務院関税税法委員会は6月1日からブタ肉、乳幼児の食品など、一部の食品や薬品、綿花などの製品の輸入関税を引き下げる『国務院関税税則委員会の一部製品の輸入暫定関税税率の調整に関する通知』という通達を出した。

通達の主な内容は次の通り。                     

国務院関税税則委員会第1回全体会議の審議を通過し、国務院の承認を経て、6種類合わせて26製品の輸入関税税率に対して調整を行なう。関連の内容は次の通り。

1、食品

冷凍ブタ肉に対して6%の暫定輸入関税率、冷凍タラ、ピスタチオ、乳幼児の食品、乳清、酵母など9つの商品に対して、2%~10%の暫定輸入関税率を実施する。

2、植物油

2008年6月1日から9月30日まで、オリーブ油やヤシ油に対して5%の暫定輸入関税率を実施する。

3、飼料

ダイズ粕とピーナツ粕に対して2%の暫定輸入関税率を実施する。

4、血液のアルブミンと人用ワクチン

アルブミンと人用ワクチンの合わせて4つの製品に対して暫定輸入関税率は0%とする。

5、綿花

2008年6月5日から10月5日まで、割当枠を超えた一定量の輸入綿花に対しては「臨時滑準税」を実施し、価格の高い良質綿花に適用されている従来の関税570元/トンを357元/トンに引き下げ、10月6日からは元の税率に戻す。

6、その他の3つの製品の暫定輸入関税を調整

鋸あるいその他の方法で長方形に切断された大理石と石灰華に対しては暫定輸入関税を0%にする。ラジオ放送用ビデオテープの暫定関税率を適切に調整する。

上述の調整(綿花、植物油を除く)の実施期間は2008年6月1日~12月31日とする。1~5の暫定関税率調整についての詳細は添付書類一を、第6項目の製品の暫定関税率調整についての詳細は、添付書類二を参考にすること。 

「チャイナネット」2008年5月29日

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