第5回上海金融派生商品(デリバティブ)市場フォーラムが28日、上海市で開催された。上海先物取引所が主催した。中国証券監督管理委員会(証監会)の范福春副主席はフォーラムでのあいさつの中で、「現在、中国の先物市場には大きな変化が現れており、歴史的発展の新たなスタート時期にある。中国先物市場の健全な発展を全力で推進し、先物市場が国民経済の発展全体によりよく奉仕するよう促進すべきだ」と指摘した。
范副主席によると、数年来、証監会は先物市場の基礎固めを絶えず行い、市場の緩やかな発展を促進してきた。昨年の市場取引額が国内総生産に占める割合は前年比166%上昇し、取引商品は農産品、金属、エネルギー、化学工業の四大分野に及び、株価指数先物取引のスタートに向けた準備が着実に進行している。今後一定の期間、市場刷新の歩みが加速することが予想される。大口商品の先物取引の発展がさらに強化され、影響力ある新商品の上場も引き続き推進される見込みだ。また先物取引所の改革・刷新をさらに推し進め、市場の育成・開拓、投資家教育、投資家の権利保護、市場信用システムの構築などを着実に実施し、取引所のサービス機能・市場効率を高め、より多くの投資家を市場に呼び込んでいく方針だ。
「人民網日本語版」2008年5月29日 |