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中国の経済成長は「曲がり角」に 国家統計局副局長 |
発信時間: 2008-06-10 | チャイナネット |
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中国国家統計局の許憲春副局長 中国国家統計局の許憲春副局長は、上海で『中国経済週刊』の取材を受け、中国経済はすでに調整期に入っている可能性があり、これから数年間で、中国の経済成長率は次第に下降するだろうとの見方を示した。 許憲春副局長は、「2007年は急速な経済成長のピークだと私たちは判断しており、今年以降、経済成長率は徐々に下降するだろう」と分析し、今回の経済の下降サイクルでは、「大きなダメージ」を回避できると見ている。 中国経済は、1990年代から現在まで、2つのサイクルが現れていると許憲春副局長は言う。最初は1990年から1999年までで、1996年にピークに達し1999年には成長率が7.6%に落ち込んだ。2度目は1999年から始まり、2003年から2007年までの5年間、経済成長が続き、2007年はGDPの伸び率がピークの11.9%に達した。 「この経済サイクルはまだ終わっていないが、前回のサイクルの動きと比べて、今回は主に低下幅が小さいという違いがある。予想外なことがなければ、このサイクルには新しい下降時期が形成され、今回の下降時期における成長率はそれほど低くないと考えている。そのため今回のサイクルの変動は、ソフトランディングの傾向が強いだろう」と許憲春副局長は話す。 今年の中国経済成長率を国際組織や予測機関は、昨年の11.9%を下回ると見ており、世界銀行はGDPの伸び率を9.6%、国際通貨基金(IMF)は9.3%、アジア太平洋経済協力(APEC)は10.7%、アジア銀行は10%と予測している。 「チャイナネット」2008年6月10日
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