五輪における観光ビジネスチャンスに関して、旅行会社やホテルのみならず、航空会社やレンタカー会社も、観光客を取り込む激戦に加わっている。中国国際航空(CA)は、全国チェーンの著名レンタカー会社--神州レンタカーと提携を結び、顧客に対する加算ポイント交換サービスを行うことになった。このサービスは今日から五輪閉幕まで行われる。中国国際航空の知音カード(マイレージカード)を持つ顧客が、初めて神州レンタカーで、ビジネス型、スポーツ型の車をレンタルした場合、2008km分を無料サービスする。エコノミー型の車をレンタルした場合、888km分が無料で贈呈される。「中国新聞網」が伝えた。
五輪開催都市の経験や、北京オリンピック組織委員会の予測によると、今年、五輪を開催する中国は、延べ250万人~300万人の入国者を迎える予測で、その多くが北京入りするだろう。これは巨大なビジネスチャンスの到来となる。入国者が飛行機から降りた後、すぐにレンタカーを借り目的地を回れたら非常に便利だろう。
CAとのこの度の提携に対し、神州レンタカーの陸正耀総裁は「双方にとって利のあること」と述べている。中国でもトップの地位を築く全国チェーンのレンタカー会社である神州レンタカーは、国際的な規則を採用しており、顧客は身分証・運転免許証・クレジットカードを提示すれば、レンタル手続きが5分以内に完了する。神州レンタカーは今のところすでに全国30もの主要都市および空港に営業所を設けており、顧客の便宜を図っている。CAは中国最大の空港会社のひとつで、その利用者は神州レンタカーとほぼ同じ階層に集中している。両社の提携によって、利用者により便利なサービスを提供することとなる。
「人民網日本語版」2008年6月11日 |