中国太平洋保険（集団）株式有限公司が11日発表したところによると、同公司はこのたびの地震で亡くなった東方汽輪機公司の従業員の遺族に対し、5千万元近くの保険金を支払う予定だ。実現すれば、中国の生命保険業界で一件の契約に対して支払われる保険金としては過去最高額になる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

太平洋保険は同日、東方汽輪機と2年6カ月間の団体障害保険の継続契約に調印し、東方汽輪機の子会社7社の従業員約1万人の団体障害保険も継続されることになった。補償範囲は、事故によるケガ、事故による通院、事故による入院など多方面に及び、保険金の総額は33億元に達する。

このたびの地震で東方汽輪機の従業員は大きな被害を受け、資産にも大きな損失が出た。太平洋保険は先月13日に東方汽輪機への保険金支払い作業チームを発足させ、関連の調査や保険金額の算出作業を迅速に進めてきた。算出作業はすでに終わり、東方汽輪機に支払われる保険金は太平洋保険四川支社の口座に送金された。うち5千万元の死亡保障については、受取人の確認作業が終わり次第、直ちに支払われる予定だ。

「人民網日本語版」2008年6月12日