河北省の孫瑞彬副省長は、河北省党委員会、省人民政府の承認を経て、唐鋼グループと邯鋼グループを統合し、「河北鉄鋼グループ」になると明らかにした。峰峰グループと金能グループも「冀中エネルギーグループ」に再編され、統合後「河北鉄鋼グループ」は、中国最大の鉄鋼グループになる。
河北省の2007年の鉄鋼生産高は1億トンを上回り、粗鋼、鋳鉄、鋼材、鉄鉱石の生産高は6年連続で全国トップだった。鉄鋼業は河北省の経済発展にとって一番の戦略的支柱産業である。しかし、域内の鉄鋼業の産業集中度が低く、製品の競争力も弱く、資源や環境面の圧力が大きいなどの問題を抱えている。
鉄鋼と石炭企業の二大グループの統合は、河北省党委員会と省人民政府が省全体の実情を基に、国内外の産業発展のすう勢に順応し、省内の産業の集中度や、企業の綜合的な競争力を高めるうえでの重大で戦略的な決定である。
河北省の鉄鋼産業は、徐々に曹妃甸や京唐港、黄驊港一帯にシフトする。河北省は今後、製品や品質、効率の面で力を入れ、省内鉄鋼産業チェーンの一層の開拓や、鉄鋼製品の付加価値を高めて、「鉄鋼大省」から「鉄鋼強省」に転換することを目指している。
「河北鉄鋼グループ」は7月中旬に新しい社名でスタートする。
「チャイナネット」2008年6月13日 |