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包括的措置で株式市場の急激な変動を回避すべき 人民銀 |
発信時間: 2008-06-16 | チャイナネット |
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中国人民銀行(中央銀行)は同行金融安定分析チームがこのほど発表した「2008年中国金融安定報告」の中で、「国際的経験から明らかなように、株式価格に大幅な変動が生じれば、経済運営や国民の資産にマイナス影響をもたらすことは必至だ。市場の発展状況に絶えず注目し、包括的な措置を取って、株式市場の大幅変動を回避しなければならない」との見方を示した。「中国証券報」が伝えた。 同報告は、株式市場の大幅変動を回避するために、次の6つの対策が必要だとしている。 (1)株式市場の運営制度を改革・改善し、市場規模を緩やかに拡大し、株価指数先物取引などの金融派生商品(デリバティブ)を発展させる。 (2)企業統治(コーポレートガバナンス)と情報公開制度を改善し、上場企業の継続的な質向上を促進する。 (3)多層的な資本市場を発展させ、創業ボードをタイミングよく打ち出す。 (4)規模の大きい機関投資家のさらなる育成に努め、市場への長期的投資資金を増やすためのルートを開拓する。 (5)インサイダー取引や市場操作などの違法行為、ルール違反行為を法律に基づいて摘発し、不正資金の株式市場流入に厳しく対処し、公開性、公平性、公正性に基づく市場秩序の構築および維持に努める。 (6)財税政策措置や金融政策措置などをタイミングよく採用して、市場ニーズを効果的に調整する。 「人民網日本語版」2008年6月16日 |
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