ホーム>>経済>>視点
世銀レポート、中国は金利引き上げを検討すべき
発信時間: 2008-06-20 | チャイナネット

世界銀行の高路易シニアエコノミストによると、現在、中国の消費者物価指数(CPI)上昇率が鈍化し始めており、この傾向はしばらく続く見込みだ。年末にはCPI上昇率が6%程度まで鈍化することが予想されるという。「中国経済四半期報告」の指摘によると、中国のインフレ率は依然として高く、銀行の金利は低水準にあることから、通貨政策をさらに引き締め、価格圧力の波及やインフレ観測を抑制することが必要だ。金利引き上げはマクロ経済管理にプラスになるため、中国の関連部門は金利引き上げを検討し、預金金利をマイナスからプラスに転換させるべきだという。また同行はレートについて、経済の新たな均衡と価格圧力軽減のニーズに基づき、人民元は引き続き緩やかな上昇傾向を維持すべきとの見方を示す。同行中国局の杜大偉局長は「米ドルの下半期情勢は予測が困難だ。中国については、人民元の有効レート設定がマクロ経済にとって一層重要であり、有効レートの上昇を加速させることが必要だ」と話す。

「人民網日本語版」2008年6月20日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 世銀レポート、中国の燃料価格への補助がマイナスと指摘

· 世銀レポート、中国は金利引き上げを検討すべき

· 金融市場の問題、監督不足も一因 中央銀行総裁

· ベトナム金融危機から得た教訓とは?

· 世界的食糧価格急騰、中国への影響は小