第4回中米戦略経済対話が6月17日午前、米メリーランド州アナポリスで開幕した。中国の王岐山副総理と米国のポールソン財務長官は、胡錦涛主席とブッシュ大統領の特別代表として今回の対話の共同議長を務めている。
今回の戦略経済対話の主なテーマは、金融とマクロ経済の周期、人材開発、貿易利益と市場開放、投資の強化、エネルギーや環境面の協力などとなっている。
開幕式で王副総理は「双方は長期的な発展に着目し、相互の関心に配慮し、戦略的・長期的視点から両国の経済貿易関係を捉え、処理し、対話と意思疎通を通じて一歩一歩相違点を解決していくべきだ。一部の問題はプロセスを要し、中国の国情や発展段階のほか、国際産業移転と国際分業、国際通貨システムなど複雑な要素も考慮しなければならない。米側が中国側の関心を特に重視することを希望する」と述べた。 ポールソン長官は「米中の経済関係は複雑かつ幅広く、両国と世界経済にとって極めて重要だ。米中関係は双方の利益の促進、安定した安全な繁栄する世界経済体制の維持にとっても極めて重要だ。米中は経済問題において常に一致できるわけではなく、時には大きな隔たりもあるだろうが、対話を堅持し、速やかに交流しさえすれば、米中関係の安定した発展を保つことができる。一連の問題について、中国側との踏み込んだ議論を期待している」と述べた。
中米戦略経済対話は、胡錦涛主席とブッシュ大統領の共同提案で始められたもので、経済分野における両国間の最高レベルの対話として、毎年2回、両国で交互に開催されている。第1回は北京で2006年12月に、第2回はワシントンで07年5月に、第3回は北京で07年12月に行われた。
「チャイナネット」2008年6月18日 |