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中国経済の3つのテーマ
発信時間: 2008-06-16 | チャイナネット

経済成長

中国人民大学経済学院、東海証券有限責任公司、中国誠信信用管理有限公司は14日、中国マクロ経済フォーラムを共同で主催した。出席した国家発展改革委員会マクロ経済研究員の王一鳴・常務副院長は「今年は経済情勢に対する学術界の見解が最も大きく分かれる年になる」と発言した。「中国証券報」が伝えた。

中国の経済成長は経済周期の後半期に突入したのだろうか。物価上昇はつまるところ通貨によるものか、コストによるものか、マクロ調整が防がなければならないのは経済の過熱か、経済の停滞か。こうした問題について、専門家はさまざまな見方を示し、白熱した議論が展開されている。

▽経済成長:中期的な調整か、短期的なペースダウンか

中国人民大学経済学院の劉元春副院長によると、2008年は中国経済が現在の経済周期の後半期に突入する年で、経済の大幅な鈍化とインフレの台頭とが後半期の全体的な特徴になる可能性がある。

国務院発展研究センターマクロ部の魏加寧副部長によると、今年の学術界のマクロ経済に対する懸念は、停滞、インフレ、停滞とインフレ――の3つで、特に停滞とインフレの同時進行に対する懸念がより重視されるようになるはずだという。

王常務副院長は「輸出の目立った落ち込みが、経済成長のペースダウンを直接にもたらすとみられる。個人的には中期的なペースダウンになるとは考えていない」と話す。

国家情報センターの范剣平チーフアナリスト(経済予測部主任を兼任)は経済成長の展望に楽観的な見方を示す。それによると、現在、経済は安全で安定した「青信号区」に戻ってきたのであり、実際にはマクロ調整が目指す方向に向かって発展している。今後の経済に冷え込みが出現した場合、国は資金調整であれ需要調整であれ、経済政策を柔軟に適用する可能性が高い。マクロ調整が適切に行われれば、中国経済を青信号区内で長期にわたり運営することは100%可能だという。 

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