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中国石油化工、豪油田買収の流れ
発信時間: 2008-06-20 | チャイナネット

AEDオイルはこれまで、採掘量の低下と債務に悩まされてきた。パフィン油田には総額1億6千万豪ドル以上が投じられたが、AEDの油井である「パフィン7」と「パフィン8」の産油量は予期していた1日3万バレルを下回ったため、AEDの資金繰りに困難が生じ、株価も大幅に下がった。そのためAEDは、資産の一部を売却して資金を手に入れ、債務を返済し、債権者と和解協定を結び、パフィン油田に近いタルボット油田の採掘を始めた。

これら油田の産出する原油の行き先だが、AEDは昨年6月、フランスの石油会社・トタルへのパフィン油田の原油の販売協定を結んでいる。シノペックの社員によると、同社は油田の60%の株式獲得後、コストや運搬費などを計算した上で、国内の精製工場に送るか、直接販売するかを決めるという。

これらの油田の産出する原油は、高能率の良質のガソリンと中間蒸留油の生産に適しており、オーストラリアとアジアの石油精製工場にとっては特に理想的な原料となる。

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