中国石油天然気集団公司によると、了解覚書にある「大宇連合体」には韓国の大宇をはじめインドの企業なども参加している。この了解覚書は計画の段階にとどまるものではなく、ミャンマー、中国、韓国、インドなどの関係6カ国は各国企業による陸上天然ガスパイプラインの実行可能性（FS）の共同研究についての合意に調印し、中石油の計画担当部門に同研究を委託するとの委託合意にも調印した。

このたびの天然ガスプロジェクトが実施されると、原油を輸送する中国・ミャンマー石油パイプラインが一層注目を浴びることになるとみられる。計画では、同パイプラインはミャンマーの西海岸を起点とし、ミャンマー第二の都市・マンダレーを経由し、雲南省瑞麗市から中国域内に入り、同省昆明市が終点になる。関連プロジェクトとして、1千万トン級の石油製錬拠点が昆明市内に建設される予定だ。

同プロジェクトが実施されると、雲南省への製品油供給が保障され、四川省、重慶市、貴州省、広西チワン族自治区にも波及効果があるものと予想される。

「人民網日本語版」2008年6月30日