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国連専門家、食糧問題における中国の役割を称賛
発信時間: 2008-07-14 | チャイナネット

国連世界経済観測部の洪平凡主任はこのほど新華社の取材を受け、現在の世界食糧危機に対処する重要なルートの1つとして、農業投資の増加と援助を挙げた。

洪主任は「07年に世界の食糧供給量は前年比5%増加したが、それでも世界の需要を満たせなかった。こうした現象の原因は、需要・供給両面からの検討が可能だ。需要面では、国際原油価格が高騰し続けたことで、農業資源の豊富な先進国が石油への依存を軽減しようとバイオエネルギーの振興に力を入れた。だが、これが直接的にもたらしたのは、食糧資源の独占だった。供給面では、政治的衝突や自然災害が一部の地域に深刻な穀物の減収をもたらした」と指摘。食糧危機を抜本的に解決する重要なルートの1つとして、農業インフラ、教育、農業研究への投資の強化による農業生産力と土地の使用効率の引き上げを挙げた。洪主任はまた「中国は食糧問題の解決において他の発展途上国に模範を示した。世界の7%の耕作可能地で世界の20%の人口を食べさせている」と述べた。

「人民網日本語版」2008年7月14日

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