商務部の高虎城・副部長は14日、北東アジア5カ国に対する中国の直接投資はここ数年急増しており、大まかな統計によると、累計40億ドル近くにのぼり、中国の対外直接投資総額の4%を占めるに至ったと述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
高副部長は、「第4回中国吉林-北東アジア投資貿易博覧会」の記者会見で、北東アジア地域諸国の資源はお国柄の特色を備え、経済の補完性は極めて強く、協力の可能性は限りなく大きいと指摘した。中国と北東アジア5カ国(日本、韓国、ロシア、モンゴル、朝鮮)との2007年貿易総額は4489億ドルと、中国の対外貿易総額の20.7%を占めた。2007年末の時点で、日本、韓国、ロシア3カ国が中国に対する直接投資額は累計1012億ドル、中国が導入した外資直接投資総額の13.3%を占めた。
「第4回中国吉林-北東アジア投資貿易博覧会」は9月2日から6日まで、吉林省長春市で開催される。同博覧会は、商品貿易、投資協力、国際会議、文化・スポーツ交流の4部構成で、5万人の国内外のビジネスマンが参加する予定。過去3回の博覧会では、計約400億元の投資契約が成立、貿易の取引金額は約110億元に達した。
「人民網日本語版」2008年7月15日 |