(4)拡大する応用規模
CNNICの報告によると、ネットユーザーのネット上での行為も現実の生活に近づいており、オンラインショッピング、オンライン銀行など実用的応用が普及している。データによると、中国のネットユーザーのオンラインショッピング利用率は25%、ユーザー数は6329万人に上り、過去半年間で1688万人増加、うちオンラインショッピングが最も普及しているのは上海で、利用率は45.2%に達している。オンライン支払い、オンライン銀行の普及がオンラインショッピングの発展を積極的に後押ししており、ネットユーザーの上記2者の利用率はそれぞれ22.5%、23.4%に上っている。なかでもオンライン支払いの利用者数は、過去半年で2379万人増加、増加率は実に71.7%となった。また、昨年の中国株式市場の爆発的ブームの影響により、オンライン株式・ファンド取引利用率は16.9%を記録、利用率は現在下降傾向にあるものの、ユーザー総数は466万人増加している。
携帯電話を利用したインターネット接続もまた、インターネット応用の重要な発展方向であり、インターネットの大衆化をより加速するのは間違いない。中国ネットユーザーの28.9%が過去半年以内に携帯電話を利用してインターネット接続を行っており、携帯電話ネットユーザー数は7305万人に達している。
CNNICが今回発表した一連のデータは、インターネットのさらなる応用への需要とその普及率が大幅に高まっていることを裏付けている。中国のインターネット市場は現在まさに成熟段階を迎えつつあり、国際インターネット社会における中国の持つ影響力は今後、ますます強まると予測される。
「人民網日本語版」2008年7月25日
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