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北京、水資源の利用効率が向上 汚水処理率が70%に
発信時間: 2008-08-14 | チャイナネット
 北京国際プレスセンターで行われた国内外メディアの合同記者会見によると、近年の水資源の合理的な開発と設備の改善、有効な保護を通じて、中国が水資源を確保する能力はいっそう向上した。全国の水利事業における実際の給水量は現在5795億立方メートルにのぼり、総使用量の年平均増加率は1%に満たない。2010年までには給水能力を年間約400億立方メートル増やし、経済?社会の発展に必要な水資源を基本的に確保していく方針だ。

 水利部の胡四一副部長によると、「第十次五カ年計画(2006年~2010年)」期間中▽農村に住む6700万人以上がきれいで安全な水を飲めるようになり▽06年のGDPあたりの水使用量は327立方メートルと00年に比べ41.8%減少し、水の使用効率と効益が明らかに向上▽節水農業の発展を通じて、年間300億立方メートル以上の節水を実現し、食糧の総合生産能力は400億キロ余り増えて食糧安全を確保▽汚染物質の総排出量を大幅に削減するべく、より厳格な排出制限値を設け、水汚染の予防に尽力▽流域水資源の統一調整の強化を通じて、黄河は8年連続で枯渇することなく▽現在建設中の南水北調(南方の水を北方に送る)計画は北京や天津など華北地域と西北地域の水不足および生態環境の悪化を根本的に緩和――しているという。

 「北京市は五輪期間中、周辺地域から水を調達する計画や深層地下水を活用する計画はない」と胡四一副部長は紹介。首都?北京の経済?社会の健全な発展を確保するべく、バランスの取れた管理体制を敷いて、節水メカニズムを構築し、産業構造を調整し、汚水処理やリサイクルなど一連の措置に力を入れ、水資源の利用効率を高め、水の使用量を有効的にコントロールしてきた。北京の年間の水使用量は00年の40億6000万立方メートルから06年には34億3000万立方メートルに減少、年平均で1億立方メートル近くの節水が実現し、汚水処理率は同43%から同70%にまで上昇した。

「人民網日本語版」2008年8月13日
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