「中国の大企業は過去に大きく進歩し、競争力が一層高まったものの、中国企業の成長の時間は短く、蓄積は少ないため、世界のトップ500企業と比べると依然として大きな隔たりがある。」国家経済貿易委員会主任を務めたことのある全国政協副主席の王忠禹氏は述べている。
世界最大の鉄鋼メーカーであるアルセロール・ミッタルと比べると、中国の鉄鋼大手「宝鋼」の営業収入は29.63%、利益総額は33.63%、資産総額は36.51%、労働生産率は82.82%、1人あたり利益は94%に相当する。急速に発展している中国通信機器メーカーの大手会社の華為集団をノキアと比べると、営業収入は18.02%、利益総額は5.32%、資産総額は18.63%、労働生産率は33.69%、1人あたり利益は10.02%である。
それだけでなく、トップ500企業のうち東部地区の企業が依然として最も多く、西部地区の企業がやはり少なくなっている。全国31の省・自治区・直轄市では西蔵(チベット)のみランクインする企業が存在せず、東部地区からは356社(71.2%)、西部地区からはわずか57社(11.4%)がランクインする情況だ。製造業とサービス企業のトップ500社では、西部の貴州、西蔵、寧夏からのランクイン企業がない。
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