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上海・深セン市場、「下落の旅」は続くか?
発信時間: 2008-09-04 | チャイナネット

スタンダートチャータード銀行中国エリアの梁大偉・首席投資総監は、今後の株式市場に引き続き期待を抱かないという。中国経済は国内では上場企業の利益獲得能力という問題に直面し、対外的には引き続き米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題の影響にさらされている。こうした点を踏まえると、今はまだ中国株式市場は底を迎えていないことがうかがえる。中国株式市場の過去2年間の動きは、1994~2001年の米国ナスダック指数の動きによく似ており、国が重要な好材料を打ち出さなければ、株式市場の下落傾向はとどめようがなくなる。

ある業界関係者によると、株が引き続き下落すれば、A株は新たな信用危機に陥る可能性がある。さまざまな非流通株の問題に対し、管理サイドの政策提起が遅く、投資家の株式市場への「信頼感の不足」は、徐々に「不信任」へと姿を変えている。株価指数の反発がうわさによって永遠に下支えされることはあり得ず、一連の好材料への期待が時間の経過とともにさまざまな見方に変わると、市場は効果的に反発できなくなる。今後は市場に期待しないムードが、雪だるま式に高まることが予想される。

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