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人民銀、経済運営おける5つの重視すべき問題指摘
発信時間: 2008-09-22 | チャイナネット
 第5回中国国際金融フォーラム19日~21日に上海市で開催された。主催は上海陸家嘴金融博覧会組織委員会。出席した中国人民銀行の蘇寧副行長(副総裁)兼上海総部主任は「現在の経済運営には、特に関心を寄せるべき一連の問題点が存在する」と指摘し、次のような問題点を挙げた。

 (1)大規模な自然災害の発生により、一部の地域の農業インフラが深刻な被害を受け、農業の生産資料価格が高水準で持続的に上昇するなどして、食料生産のコストが増大している。

 (2)一部の企業は生産・経営が困難な状況にあり、利益が低下し、資金の流れが滞っている。

 (3)インフレ圧力が引き続き存在し、消費者物価指数(CPI)の上昇率は高止まりし続け、川上の製品価格上昇の川下への波及力が以前より強まり、引き続きインフレに警戒が必要である。

 (4)エネルギー・資源による経済発展の制約が大きな問題となり、省エネ・汚染物質排出削減の任務は引き続き困難で大きい。

 (5)米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題の影響が尾を引き、証券市場は激しく動揺し、不動産価格が低下している。金融市場の動揺が金融経済の分野から実体経済の分野へと段階的に波及する可能性がある。

 「人民網日本語版」2008年9月22日
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