上海世界博覧会（上海万博）の開催が近づくにつれ、上海市とその周辺地域では不動産業、都市建設業、交通運輸業、観光業、会議・展示会業といった関連業界のモデル転換が急速に進んでいる。万博の関連業界は主に会議・展示会業をめぐって事業を展開する。サービス業に属するものが多いため、資源の消費は相対的に少なく、雇用への影響は大きく、国が提唱する経済成長モデルの転換目標と合致する部分が多いとみられる。万博の開催で単全体に一部の業界や一部の企業が発展し、一部の市場資金にとってプラスになったとしても、地域経済全体にとっては失敗に過ぎない。万博開催によって地域の産業がモデル転換を遂げ、新たな発展モデルを創出した時にはじめて、万博の真の意義が発揮されたといえる。「国際金融報」が伝えた。

　「人民網日本語版」2008年9月26日