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ネットで買い物、女性に人気 男性の方が使う額が多い
発信時間: 2008-10-01 | チャイナネット

アジア太平洋地域の女性消費者を対象にネットショッピングについて行った調査で、ネットで買い物する人の数は男性よりも女性のほうが多いだけでなく、その回数も男性に比べて多いことがわかった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

(1)女性に人気

 マスターカード・インターナショナルが調査によると、回答者のうち78%の女性がネットショッピングをしたことがある。また、ここ3カ月以内に6回以上の買い物をネットでした人のうち、女性が57%と半数以上を占めた。今回の調査は、オーストラリア・中国大陸部・香港・インド・日本・シンガポール・韓国・タイの4千人余りを対象に行われた。

 調査結果によると、安価で品質のいいものが買えるのがネットショッピングの一番の魅力のようだ。61%の人が「ネットでの衝動買い」をしたことがあると答え、大幅な値引きや格安の商品を見ると、どうしても衝動買いに走ってしまうという。中国の女性消費者も、格安商品や、ネット限定品、バーゲンセールなどで購買欲をそそられてしまうようだ。

(2)男性の方が使う額が多い 

女性は衝動買いをする傾向があるのに対し、計画的な男性も女性に劣らずネットでよく買い物をするようだ。中国ではほとんどの消費者がネットで買い物をする前に、インターネットで検索したり、各社のウェブサイトで商品について情報収集する。男性に比べて女性は知り合いからの情報をより重視しているようだ。

 おもしろいのは、女性は男性よりもよくネットで買い物をするのに、男性の方が使う金額は多いということだ。調査に応じた男性のうち、79%が3カ月以内にネットで100ドル以上の買い物をしたと答えた一方、女性は72%にとどまった。このことは、男性と女性のネットで買う商品が違うことをあらわしている。

(3)女性は安全性が一番心配 

中国の男性と女性では買うモノに違いがある。女性がよく買う商品は、服・化粧品・書籍・インテリア・健康補助食品・スキンケア用品。一方男性は、書籍・インテリア・家電・電化製品・ゲーム・贈答品・コンポだ。

 女性はネットで買い物をする際に一番心配なのが、安全性。35%の女性がネットでの買い物の安全性に不安を感じている。この理由から、66%の女性がこの3カ月間ネットで買い物をしていないという。さらに、ネットショッピングに影響を与える重要な要素として、シミュレーション取引による不確実さがある。62%の女性が、ネットで買い物をするより、店で実際に商品を選ぶほうが好きだと答えた。

 マスターカードアジア・太平洋地域、中東・アフリア地域広報部の陳俐仙・副総裁は、「今回の調査で、アジア太平洋地域のネットショッピングにおいて、女性の消費者が中堅所になるとわかった」と話す。

「人民網日本語版」2008年10月1日

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