日本の税関がまとめた統計によると、2008年1~9月の中日二国間貿易額は2018億6千万ドルで前年同期比17.6%増加し、日本の貨物貿易の平均増加率を4.8ポイント下回った。日本の対中輸出額は963億8千万ドル(同22.6%増)、中国の対日輸出は1054億8千万ドル(同13.5%増)で、日本の貿易赤字は同50.5%減少の67億7千万ドルになった。中国は日本の第一の貿易相手国であり、第二の輸出先国であり、また第一の輸入元国になっている。
1~9月の日本の対中輸出製品トップは機械電器製品で、輸出額は408億1千万ドルに上り、前年同期比16.0%増加し、同期の対中輸出総額の42.3%を占めた。2位は賤金属とその加工品で、輸出額は同25.9%増加の127億5千万ドルに上り、対中輸出総額の13.2%を占めた。国際原油価格の高騰が追い風となり、日本の対中鉱産品輸出は同185.5%増加と大幅に伸びた。
中国の主な対日輸出製品は機械電器製品、繊維製品、賤金属とその加工品など。機械電器製品の輸出額は397億1千万ドルで同16.0%増加し、同期の対日輸出総額の37.7%を占めた。繊維製品の輸出額は同6.2%増加の174億1千万ドルで、対日輸出総額の16.5%を占めた。賤金属とその加工品の輸出額は同24.1%増加の73億1千万ドルで、対日輸出総額の6.9%を占めた。日本市場で中国が優位にある製品は労働集約型の製品が多く、繊維製品とその原料、家具・玩具、靴・傘といった軽工業品が中心だ。日本が中国から輸入する製品の品目(HSコード)別分類では、繊維製品とその原料は2位を占め、日本の輸入市場に占めるシェアは75.7%に上る。家具・玩具は4位でシェアは66.4%、靴・傘は10位でシェアは72.6%。これらの製品では、タイ、ベトナム、台湾地区、イタリアなどが中国の主な競争相手だ。
「人民網日本語版」2008年12月5日 |