国家統計局が15日明らかにしたところによると、今年11月、一定規模以上の工業企業（国有企業または年売上高500万元以上の非国有企業）の生産額は前年同月比5.4％増加し、増加率は前年同月を11.9ポイント、前月を2.4ポイント下回った。中国新聞網が伝えた。

これは同局が1994年に工業生産額の月間情勢報告をスタートして以来、最低の数値であり、世界金融危機の影響が世界経済全体はもとより、中国の実体経済にまで波及したことの現れだといえる。

主要業界の生産額をみると、繊維業は同6.2％の増加、化学原料・化学製品製造業は同3.3％の減少、非金属鉱物製品業は同11.6％の増加、汎用設備製造業は同8％の増加、交通輸送設備製造業は同3.6％の増加、電機機械・器材製造業は同12.5％の増加、通信設備・コンピューター・その他の電子設備製造業は同0.2％の減少、電力・エネルギー生産・供給業は同1.1％の減少、黒色金属（鉄、マンガン、クロム）製錬・圧延加工業は同6.3％の減少だった。

1--11月の一定規模以上の工業企業の生産額は前年同期比13.5％増加した。

「人民網日本語版」2008年12月16日