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2009年、中国経済に直面する4つの難関
発信時間: 2008-12-29 | チャイナネット

▽企業の在庫増加、生産コスト高まる

生産能力を減らし、納期時間が延長したために、多くのメーカーでは今年、在庫の削減に努めている。しかしシティグループは在庫が引き続き増加するとの見方を表している。

また、国内で見ると、「労働契約法」の発表以来、環境保護の厳格な推進により、企業の生産コストは増加している。このほか、人民元の対ドルレートもわずかに上昇すると見られている。人民元が10%上昇するごとに、委託加工を主とする企業の生産コストは2--3%増加するという。推計によると、人民元の対ドル為替レートが5%上昇すれば、今年上半期から来年上半期までの貿易黒字累計はおよそ1260億1200万ドル--1498億9700万ドルとなり、前年同時期と比べ39.7--49.3%の減少となる。

▽消費の増加速度が落ちるのは確実

サブプライム危機による外需の大幅な減少により、2009年には消費者の自信も消失、また、失業者増加などの影響を受け、消費の増加速度が落ちるのは確実と見られる。

「人民網日本語版」 2008年12月29日

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