中国輸入車貿易有限公司の総経理で、中国汽車流通協会の丁宏詳副会長は、北京で6日に行われた「中国輸入車ハイレベルフォーラム」で、国際金融危機の影響で2009年の中国の輸入車市場は厳しい情勢で、10%のマイナス成長の可能性が高いと指摘した。
丁副会長によると、金融危機が実体経済に影響するにしたがって、全世界の自動車産業は大きな衝撃を受けており、国際的な自動車市場はかつてなかったほど衰退し、10年連続して急速に発展してきた中国の自動車工業も、1999年以来の最低レベルに落ち込んでいるという。
丁副会長は、「内需をけん引する国内政策は、自動車市場の発展にとって有利だが、そのメリットは主に小排気量車に集まる。輸入車のほとんどは大排気量車のため、2009年の輸入車市場は10%のマイナス成長の見通しだ。関係の販売会社は、よく市場の変化を見定めて冷静に分析し、積極的に対応して自ら転換しなければならない」と話す。
税関の統計によると、2008年の1月から11月までに中国に輸入された自動車は37万5000台で、昨年同期に比べて35.4%増加し、輸入額は同期比44.9%増の139億9000万ドルだった。
「チャイナネット」2009年1月8日 |