ホーム>>経済>>視点
チャンスとチャレンジ 日本3Gメーカーの中国市場復帰
発信時間: 2009-01-19 | チャイナネット

 ■機会と挑戦

 国虹数碼の劉文権・副総経理によると、現在日本の3Gユーザーは約1億人で、移動体通信全体の80%を占める。3G携帯はすべて事業者がメーカーから直接仕入れるので、日本の携帯メーカーは豊富な3Gサービス経験を持つ。中国はちょうど3G携帯電話事業の免許を交付したところで、日系メーカーはこれを機に中国市場に復帰する可能性が高い。

 LG携帯の鍾湘文・華南区総経理は、現在中国移動は日本最大の事業者であるNTTドコモや第2位のKDDIの3G運営のノウハウの習得に努めており、この時期に中国市場に進出することで、日本は一定の優位に立つと見る。携帯電話技術における日本勢の優位は明らかだ。たとえば、3.5G、GPS、高画素カメラ、モバイルテレビ、NFCなどの技術をすべて揃えている。

 だが日系メーカーが国際市場に復帰し、中国市場に進出するのは容易でもない。製品のサービスシステムの再建にも時間がかかるからだ。広東大地通信の担当者は、シャープ製携帯を扱わない最大の理由として、アフターサービスシステムの未整備を挙げる。

 シャープ製携帯の中国総代理・天音通信の関係者によると、現在シャープ製携帯の中国での販売台数は月2万台前後だ。

 「人民網日本語版」2009年1月19日

 

     1   2  


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 独メディア:ドイツ、輸出首位争いで中国に再び辛勝 

· 中国経済 08年の回顧と09年の展望

· 2009年中国経済10大予測(2)

· 世界金融危機への対応 「発展モデル転換がカギ」専門家

· 日本経産相「上海万博の成功に向け努力したい」