▽米インテル:中国市場への攻略は前進あるのみ
米インテルのポール・オッテリーニCEOがこのほど訪中した際、あるサイトがネットユーザーにオッテリーニ氏への質問を募った。これにネットユーザー2万人が質問を寄せ、うち1万人以上がインテル大連工場への投資問題について関心を示した。これに対しオッテリーニ氏は大連工場への25億ドルの投資に変更はないと断言し、「工場は計画通り2010年上半期に完成し、操業を開始する」と答えた。
オッテリーニ氏は大連に足を運び、「ここの海の風は故郷を思い出させる」と和やかに話し、工場の建設が順調に進んでいることにも大満足の様子だった。「大連工場は第68号工場と命名した。6と8は中国にとってもインテルにとっても縁起のいい数字で、繁栄と栄光を意味する。300mmウエーハ製造は今のところ世界最先端の半導体チップの製造技術であり、現在米国政府が対外輸出を許可している極限技術だ」と話した。中国は今やインテルにとって世界第二の市場となり、5ー10年以内には第一の市場へと成長する可能性が高い。このためインテルは中国での販売攻勢を強め、従来の販売ルート以外にもインターネット上での販売を開拓するなど新たな突破口を切り開いている。インテルは2008年10月末、薄幕太陽電池を開発・製造している深セン創益科技発展有限公司に2千万ドルの投資を宣言。これにより初めて中国のクリーンエネルギー分野に足を踏み込んだ。さらにインテルは大容量エネルギー備蓄設備の生産メーカー匯能公司への投資準備も進めている。このほかにも1億5千万ドルを投入して中国における67プロジェクトをサポートする計画だ。
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