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外資系企業、中国市場の見通しを楽観視
発信時間: 2009-02-03 | チャイナネット

▽トヨタ自動車:中国市場への投資を一段と加速

 トヨタ中国の担当者は取材に対し、トヨタがすでに中国で投資したプロジェクトに今年それほどの影響は出ないという考えを示した。トヨタは中国で広汽トヨタ第2工場、一汽トヨタ第4工場など新工場立ち上げのほか、来年は国産「ハイランダー」(日本でいう「クルーガー」)や「RAV4」などの新型車を発売する計画だ。今年最新のデータによると、08年の前10カ月でトヨタ(レクサスのほか、一汽トヨタと広汽トヨタの2大パートナーも含む)は中国で前年同期比23%増の47万5千台を売り上げた。トヨタ中国の広報課長は、トヨタが発表した09年の市場予測には中国も加算されているとし、日本や米国などの市場に比べて中国市場はかなり好調だと話す。トヨタ本社は新工場建設プロジェクトを全面的に再審議する方針を打ち出し、中国での投資プロジェクトも再審議の中に組み込まれている。しかしトヨタ中国の広報課長は中国での投資プロジェクトは従来の計画通りに推進されるとみている。

 一汽トヨタと広汽トヨタはすでに450の販売店をもち、レクサスも40の販売店がある。トヨタは引き続き中国で販売店拡大を進める見通しだ。現在中国国内での製造台数は約65万台。2010年の売り上げ目標100万台の実現に向け、今年に入ってから一汽トヨタと広汽トヨタは急ピッチで製造の拡張を進めている。広汽トヨタの第2工場は今年中旬に12万台程度から生産開始し、最終的には20万台にまで増産。一汽トヨタでは成都工場、天津第2工場、長春工場の拡張によって20万台以上の増産を計画している。

 「人民網日本語版」2009年2月3日
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