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経営難の日本製造業大手企業、中国進出の損得
発信時間: 2009-02-04 | チャイナネット

自動車業界

日本自動車工業会が発表した最新の統計によると、昨年12月の日本国内での自動車生産台数は72万6千台となり、前年同月比25.2%減となった。また、輸出台数はわずか42万2千台と、同33.6%の大幅減となった。

日本自動車販売協会連合会が2日発表した統計によると、経済減速の影響から消費者心理が冷え込み、日本国内の今年1月の自動車販売台数は17万4千台と、前年同月比27.9%の大幅減となり、1968年2月以来最低となった。

日本の自動車大手各社はすでに国内・欧米地区の多くの生産拠点で暫定的な生産停止措置に踏み切っており、生産計画も幾度にもわたり見直しが行われている。

トヨタ:3度目の業績見通し下方修正へ

2008年、初の世界自動車販売首位の座を獲得したトヨタ自動車は6日、2008年度第3四半期の業績を発表する。同社は2008会計年度の業績見通しについて3度目の下方修正を行うと予想されており、営業損失はさらに増え、1500億円の前回予測から4千億円に大幅に拡大するほか、純損益は前回予測の500億円の黒字から赤字に転落する可能性がある。仮に最終決算発表が赤字となった場合、トヨタにとって1963年以来、初の赤字転落となる。

トヨタ中国の牛イク氏によると、トヨタは今年、昨年を上回る販売実績を期待しており、現在のところ中国国内での減産・人員削減計画はないという。

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