同責任者によると、第2パイプライン工事の実施により、沿線の都市や郷・鎮の住民は生活の利便性が著しく向上し、エネルギーの利用スタイルが変わる見込みだ。天然ガスの供給保障能力も強化され、国内における天然ガスの需給問題をある程度効果的に緩和することが期待される。
第2パイプラインは大陸部の14省・自治区・直轄市と香港特別行政区にまたがり、1本の幹線と8本の支線で構成され、総延長は8704キロメートルに達する。幹線は西の起点・新疆ウイグル自治区霍城県霍爾果斯から南の終点・香港まで全長4978キロメートルに及び、毎年300億立方メートルの天然ガス輸送が見込まれる。
第2パイプラインは、三カ国にまたがって現在建設が進められている中央アジア天然ガスパイプラインと接続して、豊富な海外資源を国内に運び入れ、国内でのガス資源をめぐる緊急事態に備えるものとなる。操業がスタートすれば、沿線の中部地域や西部地域、長江デルタ地域、珠江デルタ地域などの天然ガス市場へのガス供給が切れ目なく行われるようになると期待される。
ある専門家は「第2パイプライン工事はエネルギー構造の最適化、生態環境の改善、経済・社会の持続可能な発展の促進にとって重大で深い意味をもつものだ」と指摘する。
*ゼン:「おおざと」に「善」
「人民網日本語版」2009年2月9日
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