多くの輸出入企業が強く求めている人民元建て貿易決済が、まもなく可能となる。同時に、人民元建て貿易決済の試験資格を獲得するための戦いが、全国各省市で始まっている。

広東省の黄華華省長は先日開かれた特別記者会見で、広東省が国の支持を勝ち取り、広東試験地で貨物貿易の人民元決済を行うと明かした。1月14日には、広西「両大会」からの情報で、中央銀行南寧中心支店が対ベトナム貿易で人民元建て決済を試験的に行う研究調査を中央銀行本部に提出し、国家研究調査グループが事実確認を行っていることがわかった。2月中旬の、2009年上海金融システム作業会議においても、上海が人民元を国際貿易決済に使用するという文書を国務院に提出したとの情報があった。また、証券時報の記者は関連ルートから、内陸の某経済重要都市が人民元建て貿易決済の試験地を設立する申請を外貨管理部門に提出したという情報を入手した。