このように、ざっと見ても広東、上海、香港・マカオ、広西、雲南など5以上の省と地区が人民元建て貿易決済の試験資格争奪戦に参加しており、地域は東南沿海地区の主要大都市をほぼカバーしている。これは上述都市の輸出入貿易が十分に発達し、都市経済の対外依存度が比較的高いことと密接に関わっていると言える。

業界関係者は、人民元建て貿易決済の試験地発表後、短期間は海外において比較的高い交渉能力のある少数の企業だけが参加できると見ている。例えば、人民元建ての信用状を開設できるほどの比較的高い交渉能力があるかどうかで、小規模輸出企業にとっては難しい。

「チャイナネット」2009年3月10日