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「家電下郷」の内需拡大へのけん引的役割が顕著 |
発信時間: 2009-03-10 | チャイナネット |
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工業・情報化部の李毅中部長
工業・情報化部の李毅中部長は10日午前10時、第11期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の「内需拡大、就業の促進、経済成長の確保」に関する記者会見で、記者の質問に答えた。 『フィナンシャル・タイムズ(英紙)』記者:農村における家電普及の実施がすでに一定の時期が経っており、今後は農村でのコンピューター普及だが、農村の家電普及は、内需拡大や全体的な電子産業の内需刺激に対して、具体的にどのような効果があるのか。
『フィナンシャル・タイムズ(英紙)』記者 李毅中部長:農村の家電普及の実施において、先頭に立ったのは商務部と財政部で、これは国内消費をけん引する重要で効果的な政策だ。温総理は政府活動報告の中で、200億元で農村の家電普及の実施をけん引すると述べたが、この計画は一昨年は13のモデル省、昨年は14の省、今年はすべての省で実施される。 現在、農村の家電普及の対象家電製品の種類は多様化しており、コンピューターやエアコン、電磁調理器なども含まれている。また価格の13%に当たる補助金が出る家電の種類の制限も緩和され、もともと1世帯1台だったが、世帯人数の多い家庭は2台購入できるようになり、農民たちは喜んで受け入れている。 家電企業も入札で落札された企業が選ばれ、在庫や売れ残った商品が販売されることはない。製品は農民たちの特徴に合わせて開発した新しい銘柄で、農村の水利用や電気利用、住宅の状況を踏まえて製造されている。 農村の家電普及により、最初は電子製造業と家電工業をけん引したが、今は鉄鋼や薄板、化学工業、機械製造工業などを促進している。もちろん様々な問題もある。例えば沿海地域と内陸地域の農民では、製品の種類に対する要求が違い、さらに高級な家電を購入したいと思っている農民も少なくない。決算や清算で不備もあるが、これらの問題は一つ一つ解決されている。 農村の家電普及を今後1年、2年、3年と実施すれば、電子工業や電子製造業の促進は非常に顕著であることは、今までの実施で裏付けられている。 「チャイナネット」2009年3月10日 |
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