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2020年、中国は世界最大の経済体に 世銀副総裁
発信時間: 2009-03-20 | チャイナネット

世界銀行副総裁兼チーフエコノミストの林毅夫氏は先ごろ中国の景気対策に言及した際、「世界の国々が景気後退に陥っている中で、中国はなお前進している。購買力平価説で見てみると、2020年には中国が世界最大の経済体になる可能性がある」と述べた。

2月9日、ワシントンのシンクタンクで講演する林毅夫氏

「金融危機の影響を受け、世界経済が低迷し続けている。しかし、2兆ドルの外貨準備を保有する中国だけは引き続き高い経済成長を維持しており、そうであるにもかかわらず、中国は景気対策として4兆元を投下するという大きな決断を下した」と、世界銀行副総裁兼チーフエコノミストの林毅夫氏は中国の景気対策を高く評価した。

香港『大公報』の報道によると、林毅夫氏は先ごろ、中国の景気対策に言及した際、次のように述べた。

この4兆元の資金投下額は国内総生産(GDP)の15%に相当する。2年に分けて実施された場合、年間平均でGDPの7.5%~8%に相当する。この資金投下規模は米国の景気対策と比べてかなり大きい。したがって、景気刺激政策の効果が現れ、中国は来年「8%の経済成長維持」の目標を達成できるだろう。当然、例年よりは下降するが、その他の国と比較すると、中国は依然として経済成長が世界で最も速い国である。

世界の国々が景気後退に陥っている中で、中国はなお前進している。購買力平価説で見てみると、2020年には中国が世界最大の経済体になる可能性がある。

「チャイナネット」2009年3月20日

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