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豚インフルエンザが猛威 世界GDPは5%減少か
発信時間: 2009-04-30 | チャイナネット

▽ブタ肉産業もに直接の打撃

ブタ肉と関連製品も真っ先に影響を受けることになるとみられる。国際獣疫事務局(OIE)のベルナール・ヴァラ事務局長は27日、「このたび発生したインフルエンザウイルスは複数のウイルスの混合した病原体によって引き起こされたものであり、ただちに『豚インフルエンザ』と名付けるのは正確ではない」と強調したが、多くの人は豚に恐怖心を抱いてしまっている。

メキシコは米国産ブタ肉の2番目の輸出先であり、年間輸出額は6億9千万ドルに達する。メキシコでの感染拡大は米国のブタ肉価格に直接影響を与える。24日には米国国内のブタ肉公定価格が過去2カ月で最低の水準に落ち込んだ。

▽医薬品銘柄が高騰

医薬品産業だけは、感染が拡大を続ける時期にも影響を受けないとみられる。27日のA株市場は下落を続けたが、医薬品銘柄は高騰し、特にワクチン関連銘柄が大幅に上昇した。うちワクチンメーカーの内蒙古金宇集団株式有限公司、桂林莱茵生物科技株式有限公司、海王英特龍生物技術株式有限公司はストップ高となり、上海医薬(集団)有限公司、北京天壇生物製品株式有限公司、浙江銭江生物化学株式有限公司などは上げ幅が5%を超えた。またマスク、防護服、消毒薬などの関連銘柄が動いた。

「人民網日本語版」2009年4月29日

 

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