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中国経済が回復 上場14行の利益が1080億元に
発信時間: 2009-05-04 | チャイナネット

中国経済はすでに底を打ったのか?マクロとミクロの変化の兆しをどう見るのか?新たな経済刺激計画は必要か?「保八」の最優先課題は何か?----国務院発展研究センターの張玉台主任が取材に応じた。

中国経済は率先して回復しているが、中・長期回復を実現させるにはまだ不安定

記者:年初めに、「中国経済が世界の主要経済体の中で率先して回復する条件はそろっている」とおっしゃいましたが、それから4カ月が過ぎ、中国経済はすでに率先して回復していますか?このごろのマクロとミクロの経済の動きは好転なのか、それとも「W」型の回復なのか?

 

第1四半期、中国の経済運行に積極的な変化が現れ、特に3月の経済指標は1-2月より大幅に改善され、投資と消費も急増している。中央と地方の経済刺激政策が効果を現し、中国経済は率先して回復、発展しており、世界の主要経済体の中で最も好調である。GDP伸び率は第2四半期より再び上昇する見通しだ。

しかし、中国はいまだ多くのマイナス要素に直面しており、現実を無視し楽観視してはいけない。例えば、国際金融危機がもたらした外部性ショックが、外需の急激な縮小を通じ中国の実体経済に伝わったこと、国内の長期にわたる構造矛盾とシステムの問題が、経済の急激な衰退の際により浮き彫りとなったことである。中国経済の短期的回復を中・長期的な経済の急速な回復に転化できるかどうか、好転を実現させるにはまだ不安定で不明確な要素があり、引き続き努力が必要である。

上場銀行14行の第1四半期利益は1080億元に 半数がマイナス成長

数年前、銀行の利益はほぼ並んでいたが、今年第1四半期には変化が現れた。昨日までに、上海・深セン証券取引所上場の銀行14行が2009年第1四半期報告を行った。上場銀行の純利益は総額約1080億元で、うち7行の純利益伸び率が前年同期比で増加、7行が減少した。

金利差縮小が利益に影響

第1四半期報告によると、伸び率が増加した7行のうち、深セン発展銀行、中国工商銀行、浦発銀行は上位を占め、伸び率はそれぞれ11.74%、6.03%、5.29%となった。民生銀行、寧波銀行、交通銀行、南京銀行の純利益も前年同期比で増加した。招商銀行、中信銀行、建設銀行、華夏銀行、中国銀行、北京銀行、興業銀行の第1四半期の純利益伸び率は前年同期比で減少した。うち、招商銀行の減少幅は最大となり、33.41%に達した。

「チャイナネット」 2009年5月4日

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