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中国GDP、年末に日本を追い抜くことができるか
発信時間: 2009-06-09 | チャイナネット

年末には中国経済が日本を上回るという見込みについて、ある中国のネットユーザーは、「経済規模に関する数字の比較を追求するだけでなく、さらに大事なのは、その国民の生活水準をどれだけ高めるかを考えるべきだ。たとえば、中国においては貧富の差がまだかなり大きいが、日本では農村の人々もけっこう余裕のある生活を送っているようだ。経済構造から見れば、中日間の差はもっと大きい。製造業を例にとれば、中国のどんなブランドが日本のそれと比較できるのか?自動車、電器いずれも日本に及ばない。科学技術を比べても、格差はさらに大きい。そのため、ただ経済成長の数字を追求するだけでなく、もっと現実的な問題を考えるべきだ」と指摘した。

そして、ある日本のネットユーザーは、「中国が米国と並んで世界の経済超大国となるのは避けられない歴史的な流れだ。日本は今後中国と連携しなければ、自国の経済を維持できないが、中国が超大国になったあと、どう世界に向き合い、対処し、貢献していくかが当面の課題だ」という考えを示した。

ある評論は次のように指摘した。1950年代後半、中国は「イギリスを超え、アメリカに追いつく」というスローガンを掲げたが、改革開放後30年の今日の「年末には日本を上回る見込みがある」という言い方には、国民のいくばくかの「自信」と「GDP熱」が込められている。中国は本当にそれができるのか、中国はどんな成長速度と成長モデルを必要としているのか、どのように追いつき追い越したらよいのか、われわれは冷静さを維持しなければならない。中国にはまだ解決すべき問題が数多くあり、自主的イノベーション、科学的発展、調和の構築、ソフト・パワーの強化などはすべて解決しなければならない問題だ。国の希望も数字あるいは序列によって打ち立てるだけでなく、虚名を求めず、盲目的な熱狂と国際的な誉め殺しを警戒し、一生懸命に努力し、富国富民を実現することこそ、本当の「追いつけ追い越せ」だろう。

「北京週報日本語版」2009年6月5日

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