『中国証券報』

昨年は34社の融資申請が拒否

統計によると、2008年は284社の企業が融資を申請し、うちIPO（新規株式公開）申請は116社、増資申請は168社だった。申請が承認されなかった34社で、IPO申請は20社、増資申請は14社。今年7月15日以降、19社のIPOが審査され、うち2社が拒否され、3社が審査結果を待っている段階である。

M1伸び率が過去最高に、貸付が経済回復を促進

中国人民銀行が11日に発表した金融データによると、7月は引き続き十分な流動性を維持し、狭義マネーサプライ（M1）の伸び率は過去最高となった。7月の新規人民元貸付額は3559億元で、6月より大幅に減少したが、企業への中長期貸付は3509億元となり、貸付による経済回復促進が強まっていることが示された。

インフレ懸念残る、政策転換なし

7月のマクロ経済データが発表され、経済運営に「インフレ」、「回復」、「緩和」の3つの特徴が現れている。投資、消費、輸出は引き続き好調だが政策を加速化する必要があり、十分な流動性を維持する姿勢に変化はない。また、住民預金には2年ぶりとなる「移動」の動きが再度現れた。