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高速鉄道の建設が加速 生活スタイルに影響
発信時間: 2009-08-17 | チャイナネット

 中国高速鉄道の建設は現在、これまでにない快速な発展期を迎えている。中国鉄道の客運専線の建設規模は1万キロ以上に達する。中国では2012年までに、全長1万3千キロの客運専線と都市間鉄道が運行開始となる。縦4本と横4本を枠組みとした高速客運ネットワーク(※)はほぼ完成し、長江デルタ地区・珠江デルタ地区・環渤海地区など都市密集地区の都市間鉄道も完成する。これらの客運専線と都市間鉄道の開通は、北京を中心として全国ほとんどの省政府所在都市に広がる1時間から8時間程度の交通圏を形成し、中国人の交通をぐっと便利にすることになる。

 2020年までに、中国の鉄道の運行距離は12万キロ以上に達し、投資総規模は5兆元を超える見込みだ。中国の鉄道ネットワークは人口20万人以上の都市すべてをカバーし、地級以上の行政区もほぼカバーする。高速客運ネットワークはすべての省政府所在都市と人口50万人以上の都市を結び、全国の9割以上の人口をカバーし、都市間の時間的距離を大きく縮めることになる。

 中国の高速鉄道は現在、時速400キロに達する完全国産の高速列車の開発を目指している。翼のない飛行機のような高速鉄道が各地のレールを滑り、中国人の生活スタイルを完全に変える日も遠くはない。

 ※「縦4本」:北京・上海、北京・広州、北京・ハルビン(大連)、上海・杭州・寧波・福州・深セン

 「横4本」:青島・石家荘・太原、徐州・鄭州・宝鶏、南京・武漢・重慶・成都、杭州・南昌・長沙

 「人民網日本語版」2009年8月17日

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