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世界経済には回復の兆し IMF
発信時間: 2009-08-19 | チャイナネット

 IMF・国際通貨基金のブランチャード・チーフエコノミストが18日発表した論文の中で、「世界経済は好転する兆しが見られるが、継続できるかどうかはバランスを巧みに取り戻す改善策にかかっている」と述べた。

 ブランチャード氏は「世界的な景気低迷が、経済に深刻な影響を与えているうえでに、今後数年間、国際的な供給関係にも影響を与えるだろう。世界経済がすぐには好転しない」と述べた。

 ブランチャード氏は、「世界経済のバランスを整えるには、各国が経済刺激策を調整し、公共事業費より個人消費の伸びに重点を置く一方、内需拡大と輸出促進に力を入れる必要がある」とした上で、「中国の輸出促進策は大成功だったが、長い目から見れば、過剰貯金の活性化と内需拡大を実現するには、安全性の高い信用体制を作り、個人向けの貸付金サービスを普及しながら、企業の管理レベルを高めることを工夫しなければならない」と述べた。

「中国国際放送局 日本語部」2009年8月19日

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