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小排気量車の販売が好調 政策の後押し受け
発信時間: 2009-08-26 | チャイナネット

 小排気量車の生産と消費を奨励する一連の政策が打ち出されたのに伴い、安全・環境保護・省エネが売りの小排気量自動車が好調な販売を見せ、市場シェアも不断に高まっている。24日に北京で行われた「乗用車市場発展・中国ゴールデン排気量自動車サミットフォーラム」に出席した専門家や業界関係者は、「小排気量車は、中国の自動車産業と乗用車の未来の発展方向である」という認識で一致した。「新華網」が伝えた。

 中国航空自動車工業有限公司の趙桂斌・総経理(江西昌河自動車有限公司董事長)はフォーラムで、「小排気量車を発展させることは、国家の自動車産業調整振興計画にも盛り込まれ、節約型社会の建設にも必要となり、新農村建設政策にも符合している」と語った。価格と使用コストが低い小排気量車には、消費を導き、内需を牽引(けんいん)する作用がある。また国産小排気量車はここ数年、動力・安全性・経済性・環境保護などで大きく進展し、低ランクというイメージをぬぐい去った。中国航空自動車工業は今後、小排気量車を発展の重点とし、「安全、環境保護、省エネ、経済的、実用的」を実現した商品によって、中国の小排気量自動車と新エネルギー車を率いる勢力となることを目指す構えだ。

 江西昌河自動車有限公司の周世寧・総経理は、「ここ数年、中国の自動車工業は急速に発展し、自動車と環境・エネルギー・社会との矛盾が日増しに際立つようになった」と指摘した。自動車産業と社会・エネルギー・環境との調和的な発展を目指すことは、自動車産業の持続可能発展を実現するための重要課題となっている。この矛盾の解決には、長期的には、幅広い普及が可能な新エネルギー車を研究開発することが必要となる。中短期的には、ハイクオリティーで省エネ性の強い小排気量車の使用を呼びかけることが効果的となる。

 周氏によると、小排気量車の普及促進のためには、一方で、省エネ・排出削減の自動車消費文化を社会全体で形成しなければならない。もう一方では、小排気量自動車への国家による支援を引き続き強めることが必要だ。例えば、小排気量自動車の購入税減免期間を延長したり、排気量の大小に応じて道路や橋の通行料を徴収したりすることが検討できる。

 中国自動車工業協会の統計によると、国家政策の推進によって、1月から7月の小排気量車のシェアは、昨年同期を大きく上回る7割に達した。

 「人民網日本語版」2009年8月25日

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