中国証券監督管理委員会(証監会)の劉新華副主席は2日、国内外の経済・金融の不確実性は依然として直接的または間接的に中国の資本市場に影響を及ぼす可能性があると指摘した。また、証監会は国内証券市場の持続的かつ安定的な発展に努め、改革・革新を深化させ、創業板(新興企業向け市場)創設前の各準備をしっかり行っていくと述べた。
これは、劉新華副主席が第10回中国金融発展フォーラムの席上で述べたもの。劉新華副主席は、当面及び今後しばらくは、中央の「成長維持、内需拡大、構造調整、民生改善」の指針に沿って、積極的かつ確実に改革・革新を進め、市場の監督管理にしっかり取り組み、市場全体の運営効率を高め、資本市場の機能を強化し、経済・社会の発展により貢献していくとの姿勢を示した。
証監会は今後、次の4つの措置を講じる。
1、基礎制度の確立を強化し、積極的に市場メカニズムを構築する。
投資家の合法的権益の保護を出発点とし、市場メカニズムの役割を充分に発揮し、市場主体の自己拘束と相互抑制・均衡メカニズムを整備していく。資本コントロールと価格コントロールを強化し、上場企業の規範化運営のレベルを高める。市場における優勝劣敗メカニズムを整備し、社会の資源を優良企業に集中させるよう導く。
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