中国自動車工業協会と国内の自動車メーカーが7日に提供したデータによると、国家の奨励政策を受けて、例年は自動車販売のオフシーズンとなる8月も、国産自動車の販売台数は100万台超を維持し、3月から6カ月連続で100万台の大台を超えた。中国自動車工業協会の朱一平・秘書長補佐によると、今年1月から7月までの国産自動車の生産台数と販売台数はそれぞれ710万台と718万台に達し、通年での1000万台超は確実となっている。「国際金融報」が伝えた。
6月から8月は例年、自動車販売のオフシーズンとなっていた。だが今年の販売台数は減少の傾向を見せていない。自動車メーカーと自動車ブランドの多くは8月、月間販売台数の過去最高を記録した。10数種の車種では供給が需要に追いつかず、在庫の車を買うのに行列する光景が見られた。購入車の受け取りに半年かかるケースもあった。
中国最大の自家用車メーカーの一つである比亜迪(BYD)はこのほど、中間業績を発表した。これによると、上半期の売り上げは30%増加となり、純益は98%の大幅増加となった。同社の自動車業務が急速に成長しているためだ。
BYDによると、同社は今後も、新エネルギーの市場化を積極的に進める構えだ。BYD社は昨年12月、完全電動とハイブリッドのデュアルモード車である「F3DM」を銀行などの大型顧客に限って販売し始めた。今年第4四半期には、一般の個人消費者への販売も始める予定だ。完全電動車「E6」も年内に発売する。
|