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ECB総裁、世界経済に立ち直る兆し
発信時間: 2009-09-08 | チャイナネット

 ECB・欧州中央銀行のトリシエ総裁は7日、「いろいろな兆候から見ると、世界経済は最悪の状態から立ち直る兆しが見えてきた」と語った。

 トリシエ総裁は、スイスのバーセルで世界主要中央銀行総裁会議を主宰し、会議後の会見で「一部の国々の最新経済指数は予想を上回り、世界経済は立ち直る兆しが見えてきたが、多くの局面があるために、常に警戒をすべきだ」と語った。

 一部の中央銀行総裁は「経済の好転によって、インフレを防ぎ、金融危機への対応策を徐々にやめていくべきだ」と見ている。しかし、アメリカ、イギリス、日本、そしてユーロ圏の中央銀行は依然として貸付額を増やす景気刺激策を実施している。

 これに対し、トリシエ総裁は「会議に参加した中央銀行の総裁はインフレの防止で一致したけれども、必ずしも統一した措置を取る必要はない。情況はそれぞれ違うからだ」と述べた。

「中国国際放送局 日本語部」2009年9月8日

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