新興国「BRICs」(ブラジル、ロシア、インド、中国)の中国以外の国をみると、ブラジルとインドはランキングが上昇したが、ロシアは12ランク低下して63位となった。欧州各国は引き続き上位を占め、フィンランド、ドイツ、オランダがベスト10入りした。英国は国内金融市場の低迷を受けて、昨年以来の低下傾向から抜け出すことができず、ランクを1つ下げて13位になった。
アジアの経済体は力強さをみせ、香港地区、台湾地区、日本、韓国はいずれも上位30位に入った。南米ではチリがトップで、コスタリカ、ブラジルが続いた。
中東と北アフリカからも数カ国(地域)が上位50位入りした。トップはカタールで、以下、アラブ首長国連邦、イスラエル、サウジアラビア、バーレーン、クウェート、チュニジアが続いた。湾岸諸国の進歩が目覚ましく、ここ数年の上昇傾向を引き続き保っている。最下位はアフリカのブルンジだった。
WEFは非政府間の国際経済フォーラムで、1971年に発足した欧州経営フォーラムを前身とし、87年に現在の名称になった。79年以来、世界の競争力に関する報告書を毎年1回発表している。
「人民網日本語版」2009年9月9日
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